9月の誕生石は、深く澄んだ青が美しい「サファイア」です。古くから「真実を見抜く石」とも言われ、誠実さや知性を象徴する宝石として親しまれてきました。クリスタルアストロロジー研究会では、誕生石を「文化として育まれてきた美しい習わし」として捉えています。
このページでは、9月の誕生石であるサファイアの意味や石言葉、どんな人に向いているか、選び方までをくわしく紹介します。あわせて、近年9月の誕生石に追加されたとされるクンツァイトにも触れていきます。
誕生石とよく似た「星座石」「守護石」との違いにも軽く触れますので、9月生まれの方への贈り物を探している方や、自分の石をもっと深く知りたい方はぜひ参考にしてください。
9月の誕生石はサファイア
日本で広く知られている9月の誕生石は、サファイアです。日本独自の誕生石を定めた全国宝石卸商協同組合の一覧でも、9月の石としてサファイアが挙げられています。
サファイアと聞くと、多くの方が深い青色を思い浮かべるのではないでしょうか。実際にはピンクやイエロー、グリーンなどさまざまな色がありますが、誕生石として親しまれているのは、やはり気品ある青いサファイアです。
また近年、日本の誕生石が改定された際に、9月の石としてクンツァイトが新たに加わったとされています。誕生石は時代とともに少しずつ変化しており、固定された不変のものではないと考えられています。
サファイア|意味・石言葉と選び方
まずは9月の主役、サファイアについてくわしく見ていきましょう。意味や石言葉、どんな人に向いているか、選ぶときのポイントを順に紹介します。
サファイアの意味
サファイアは、深く澄んだ青が「誠実」や「真実」を象徴する石とされています。古来「真実を見抜く石」とも言われ、知性や徳望を表してきたと伝えられています。
その落ち着いた青色は、空や海を思わせ、心を静めてくれる色でもあります。気持ちを整え、まっすぐに物事を見つめたいときに寄り添ってくれる石だと考えられています。
クリスタルアストロロジー研究会では、サファイアを占星術の視点から木星に対応する天体石のひとつとしても読み解いています。高い視点や精神性、学びや成長を象徴する色として、紫がかった青や深い青が大切にされてきたと言われます。
サファイアの石言葉
サファイアの石言葉には、「慈愛」「誠実」「徳望」などがあります。いずれも、内面の誠実さや、まわりから信頼される人柄を思わせる言葉です。
石言葉には地域差や諸説があり、ここで挙げたものも一例です。願いを込めて贈るときの参考として、やわらかく受け止めていただくとよいでしょう。
サファイアはどんな人に向いている?
誠実さを大切にしたい人や、落ち着いた品格を身につけたい人に、サファイアは寄り添ってくれる石だと言われます。物事を冷静に見極めたいとき、心の軸を保ちたいときにも向いています。
もちろん、9月生まれの方が自分の誕生石として持つのも素敵です。生まれ月にかかわらず、青の静けさや誠実さの象徴に惹かれた方が手にしても構いません。
サファイアの選び方
サファイアを選ぶときは、まず色味に注目してみてください。同じ青でも、明るい青から深い濃紺まで幅があります。自分が最も「これだ」と感じる青を選ぶと、長く愛せる石に出会えます。
透明感やきらめきも選ぶ楽しみのひとつです。価格や知名度よりも、自分の心が動くかどうかを大切にすると、お守りとして寄り添ってくれる一石になると考えられています。
クンツァイト|意味・石言葉と選び方
続いて、近年9月の誕生石に加わったとされるクンツァイトを紹介します。サファイアとは対照的な、やさしい色合いが魅力の石です。
クンツァイトの意味
クンツァイトは、淡いピンクや藤色をした、やわらかな印象の石です。「愛情」や「癒やし」を象徴するとされ、心をほどき、穏やかさを取り戻したいときに寄り添う石だと言われます。
サファイアが誠実さや知性を思わせる青の石であるのに対し、クンツァイトは慈しみや安らぎを思わせる優しい色の石です。9月に対照的な二つの石があることで、選ぶ楽しみも広がります。
クンツァイトの石言葉
クンツァイトの石言葉には、「無償の愛」「純愛」「安らぎ」などがあると言われます。自分自身をいたわる気持ちや、まわりへの優しさを思い出させてくれる言葉です。
こちらも諸説があり、表現には幅があります。気に入った石言葉を、自分なりのお守りの言葉として受け取っていただくとよいでしょう。
クンツァイトはどんな人に向いている?
心を穏やかに整えたい人や、自分をもっといたわりたい人に、クンツァイトは向いていると言われます。気持ちがこわばりやすいとき、やわらかさを取り戻したいときに寄り添ってくれます。
青いサファイアの凛とした印象より、やさしいピンク系の色合いに惹かれる方には、クンツァイトのほうがしっくりくるかもしれません。
クンツァイトの選び方
クンツァイトは、淡く繊細な色合いが魅力です。色の濃淡や透明感を見比べて、自分が心地よいと感じる色を選んでみてください。
なお、クンツァイトは強い光に長く当てると色が変化することがあるとも言われます。飾る場所や保管の仕方に少し気を配ると、やさしい色合いを長く楽しめます。
誕生石・星座石・守護石の違い
誕生石と似た言葉に「星座石」「守護石」があります。混同されやすいのですが、成り立ちや使い方が異なります。クリスタルアストロロジー研究会の考え方をもとに、軽く整理しておきましょう。
誕生石は、生まれ月にあてはめられた宝石です。現代の誕生石は1912年にアメリカの宝石業界団体が整理した文化とされ、選定には流通量や商業的な事情も背景にあると言われます。気軽にお守りやプレゼントとして楽しめる、親しみやすい習わしです。誕生石全体の一覧は 誕生石一覧【1月〜12月】 にまとめています。
星座石は、12星座それぞれに対応する石です。そのルーツは古代聖書の大祭司の胸当てにあるとされ、誕生石よりも古く、星との結びつきが深いと考えられています。誕生石と星座石の違いについては 星座石と誕生石の違いとは? でくわしく解説しています。
守護石は、その人を守り支えてくれる石を指す、より広い言葉です。誕生石や星座石、直感で惹かれた石を守護石とする人もいます。自分にとっての守護石の見つけ方は 守護石とは?自分の守護石の見つけ方 をご覧ください。
9月生まれの方は、太陽星座でいうとおとめ座かてんびん座にあたります。星とのつながりから自分の石を探したい場合は、おとめ座の星座石 や てんびん座の星座石 もあわせてご覧ください。
9月の誕生石の選び方・贈り方
9月の誕生石は、決まりごとに縛られず自由に楽しめるのが魅力です。クリスタルアストロロジー研究会がおすすめする付き合い方を紹介します。
二つの石から惹かれるほうを選ぶ
9月にはサファイアとクンツァイトという、印象の異なる二つの石があります。凛とした青に惹かれるならサファイア、やわらかなピンク系に惹かれるならクンツァイト、と心が動くほうを選んでみてください。どちらを選んでも、あなたの誕生石であることに変わりはありません。
お守りとして身近に置く
身につけるだけでなく、デスクや鞄に置いて持ち歩くのもおすすめです。目に触れるたびに、自分が大切にしたい気持ちを思い出すきっかけになります。石は答えを教えてくれるわけではありませんが、自分の心と向き合う「鍵」として寄り添ってくれます。
9月生まれの方への贈り物に
誕生石は、相手の生まれ月を思って選べるため、贈り物として人気があります。サファイアの「誠実」やクンツァイトの「安らぎ」など、石言葉に願いを込めて贈ると、より気持ちの伝わる贈り物になると言われます。相手の好みの色やデザインもあわせて考えると安心です。サファイアと相性のよい石を知りたい場合は サファイアと相性の良い石・悪い石 も参考にしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 9月の誕生石はサファイアとクンツァイトのどちらですか?
どちらも9月の誕生石とされています。広く知られている定番はサファイアで、近年の改定でクンツァイトが加わったと言われます。どちらか一方を選んでも、両方を楽しんでも構いません。自分が惹かれるほうを選べば十分です。
Q. サファイアは青色以外もありますか?
はい、サファイアには青のほかにピンクやイエロー、グリーンなどさまざまな色があります。誕生石として親しまれているのは主に青いサファイアですが、好みの色合いから選ぶ楽しみ方もあります。
Q. 9月生まれ以外でもサファイアを持っていいですか?
もちろん大丈夫です。誕生石はあくまで文化的な習わしであり、決まりではありません。青の静けさや「誠実」の意味に惹かれた方は、生まれ月にかかわらず自由に身につけてかまいません。


